エネルギー
遠隔地のインフラ設備におけるスマートグリッドの監視と障害検出
電力会社は、遠隔地に設置された複数の設備間において、送電効率を改善し、停電防止を管理する通信ネットワークを拡張するためのスマートグリッド向けソリューションを探していました。
このため、日本の複数の大手電力会社が、オーブコム衛星技術を利用して障害を検出し、遠隔地のインフラ設備にアクセスする確実な通信ネットワークを構築したことは当然のことでした。
同様に、石油・ガス会社は、コスト削減と人員の非効率な現地派遣を回避するために、リモートで設備のステータスをモニターし、故障発生時の問題個所を特定するためにオーブコムの技術とサービスを利用しています。
オーブコムのエネルギー管理デバイスと衛星通信接続により、リモートサイトからアラートとレポートが送信され、供給効率、障害検出、および対応時間などの改善に役立っています。
送電効率と障害検出の改善
- リクローザ、電力線、障害インジケータ、コンデンサバンク などのスマートグリッド関連の高圧インフラを常に監視し、遠隔管理します。
- 落雷やその他の事象による送電網の障害箇所を特定して分離します。
- 電圧障害検出アラートに迅速に対応することにより、計画外の送電停止による顧客への影響を最小限に抑えます。
SCADAシステム機器に接続し、データコストを削減
- リモート・ターミナル・ユニット(RTU)、プログラマブル・ロジック・コントローラ(PLC)、インテリジェント電子デバイス(IED)に直接接続してSCADAデータを抽出し、リモート機器にコマンドを送信します。
- リモート機器側でデータを処理することによりデータ伝送コストを削減し、送電効率と継続性を確保します。
石油・ガス関連機器の完全な可視性を実現
- 石油やガスの探査や生産に使用される、遠隔地に設置された機器やセンサーを監視し、現地側でデータの収集と分析を行います。
- 流量計、バルブ、タンク、圧縮機、ポンプ、およびその他のデジタル油田インフラに関して、ほぼリアルタイムでの可視性と制御を維持します。
- パイプラインの状態や流量を監視し、カソード式防蝕を保全するとともに、漏れや盗難を防止します。
効率性の向上、ならびにコストとオンサイト作業の低減
- プロセスの自動化により、遠隔地への定期的・緊急の人員派遣を減らすことで、労働、車両、燃料のコストを低減します。
- 関連するデータのみを無線送信することにより通常時の通信費を削減し、緊急時にはアラーム通知を送信します。
- 遠隔地におけるSCADA設備の管理方法を、自動ダイヤル方式からより包括的な管理方式へと進化させます。