産業別アプリケーション:災害時の緊急通信

災害時の緊急通信

携帯電話が十分に機能しない状況における、防災と復旧のためのきわめて重要な衛星通信リンク

津波、洪水、その他の異常気象や災害発生時においては、通信リンクの確保は人命にかかわる問題です。

携帯電話の基地局のようなローカルインフラに依存しないため、衛星ネットワークは緊急時にバックアップ通信を確保するための優れたオプションです。

津波警報システムや洪水予測システムから異常気象時の車両追跡まで、オーブコムの衛星および衛星/携帯・デュアルモードソリューションは、災害時において重要な機器への接続性を高い信頼性で確保します。

携帯網を利用した通信システムのバックアップ用に衛星による常時待機型の通信手段を利用

  • 携帯電話サービスが混雑・利用不可の場合でも、災害復旧作業のための重要な通信リンクを維持します。
  • 災害時に地域のインフラが破壊されても、継続した信頼性の高い通信を提供します。
  • 世界各地に設けられた衛星地上局を活用して、携帯電話サービスよりも優れた冗長性を実現しています。

津波警報システムの信頼性確保

  • 津波警報システムのサイレンの切り替え制御(ON/OFF)や、システムのステータス監視により、メンテナンスの必要性の確認ができます。
  • リモートサイトからの津波データの自動送信により、人員の現地派遣を必要としないトータルな津波警報システムを実現します。
  • 太陽電池と内臓バッテリーの使用により、公共電力サービス網に依存しない、信頼性の高い津波警報システムが構築できます。

緊急時における車両、機器、および人員との通信を確保

  • GPSによる救助車両の追跡を維持し、応答者とのテキスト・メッセージの送受信を可能にします。
  • 人員を危険な地域に派遣する際に、リアルタイムで水位データを送信します。
  • センサーに接続された気象計やデータロガーからのリアルタイムのデータを収集して送信します。

早期洪水警報と防止対策が可能に

  • ダムや河川からの現地データをリアルタイムで収集することにより、大雨などによる水位上昇により発生する鉄砲水の早期発見を可能にします。
  • 遠隔地にある水位監視局からのコスト効率の良い通信手段として衛星通信を使用します 。
  • 人命および環境保護のために、迅速に洪水対策体制を整備することが可能になります。